親方、口から砂糖黍が!

すきなひとに好きと言ってみたいだけの人生でした。前世で徳を積んだ虫です。人生詰みかけてます、人生がゲームだったら積みゲー一直線だと思います。チュートリアルだけやってクソゲーだったからブックオフとかに安値で引き取ってもらおうと思いつつこのゲームにそこまでの時間を割くのが面倒くさくて嫌だなぁってなるタイプの。なんかままならいことばっかりで赤子に戻りたいです。赤子に戻るためならなんでもしてしまえそうなくらいには。

フェチの話したいです、しませんけど。生きていく上で好きなもの・魅力を感じるものが多いととてもいいと思います。最近あんまり魅力を感じるものがないので尻から奥歯をセルフでガタガタ言わせてます。慢性的な吐き気に襲われています。彼はとても野蛮です。何も考えないで微睡んでいたいです。好きな人の隣で、肩を借りるのもよし、添い寝もよし、映画見てる隣でつまんなそうな顔している好きな人とかすごくみたい。「こんなの好きなの?」とかめっちゃ言われたい。好きな人が大判焼きをどんな風に食べるのか観察していたい。二つに割って食べるのか、そのまま食べるのか、味は何を頼むのか。ずっと観察していたい、恋人だとか伴侶だとかはその権利を相手へ明け渡す代わりに自分を観察する権利とかを譲渡しているんだと思うと滾ります。生憎、私はそういったものに縁がないので他人の「そういう話」を聞いて吐き気を増大させるしかないことが悔やまれます。やっと前向きになれたような気がしたのに残念でした。後向きに歩いてきたこの場所で前を向いてもゴールが一層遠く見えるだけでした。ゴールからは勝者の声が聞こえていて周囲の人々も彼らを称賛している。私もゴールすれば称賛してもらえるだろうか、ここから歩くには少し遠すぎるような気がしますが。もうあけすけに言うならば消えてしまいたい。こんな感情を知るために生まれてきたのではないのに、もっと美しい陽光のような感情を知るために生まれてきたのだと信じていたのに。私はずっと暗い夜に一人で踞っているだけじゃん。格好悪いな。