もにょ/もにょした気持ち

邯鄲の夢だっただろうか、一夜で人の世の栄枯盛衰を体験する話。あれ、栄枯盛衰を体験してたから長く感じることはなかっただろうけど、例えば白い壁白い床のベッドと机以外なにもない部屋に十年間監禁されるだけの夢とかだったら起きたときすごい疲れてそうだなって思う。私は最近夢に好きだった人が出てきて、声かけようとしたら知らない男性と一緒にいたから声をかけるの断念した、ところで目が覚めてひどく気分が落ち込んだんだけど仕事だったので水を飲んだら切り替えました。仕事中は南アルプスの天○水飲んでることが多いので車のってそれ飲むと一気に仕事モードになれます、いやだね。

今考えると悪い夢ではなかった。私は好きな人とかにはめちゃくちゃに幸せを享受してほしいと思っているので、知らない男性と歩いていた好きだった人が幸せそうな顔をしていただろうっていう希望的過去観測をしておく。物語の終わり方としてのバームクーヘンエンド大好きなので。とか言ってるけど、実際その場を目にしたときに羨望も嫉妬も抜きでちゃんと言葉を伝えることができないと思うんだよな、恥ずかしいね。

私はこうして自分の嫌だったこととか言い表すのに難しいもにょもにょした気持ちになったことを適切にアウトプットしないと生きていけないタイプの生物不適合者なので来世はネジとかになりたい。社会人になってから愚痴を言う相手も機会も減ってしまったのに溜まっていく一方なのでできれば仲のいい人以外と連れ合いたくない。面倒くさいし。

もにょもにょした気持ちってなんだよって思う方もおられるかもしれないので想像してほしいんですけど、中に液体の入ったゴムボール揉んでるときのあの感触がずっと続く感じです。怒りとか悲しみまではいかないんだけどなんだか腑に落ちない/理解しがたい/納得するのに時間が必要/な事象が目の前で起こったときにそういう気分になります。それが一定まで溜まると体調を崩したりイライラしたりするのでみんなも気を付けてくれよな!気を付けようがないけど!多少の理不尽を飲み込めるのが大人らしいので、それなら一生お子様でいてえわ。