雑記6

他人を救う力があったら自分の葛藤を差し置いて必ず救わなければならないのだろうか。

私は基本的に、他人を救うためには自分が救われていなければならないと思っているので、自分が十全な状態でないのに他人に気を配る事はできないと思うのだ。あくまで、私の話なので自分が手一杯なのに他人を気にしてしまう優しい人もいるし、そういう人の生き方が美しいと感じたこともある。

「助ける」という行為は助ける側の人は有限に感じていても、それを傍観している人達や実際に助けてもらわなければならない状態になった人達は無限に助けてもらう事を望んでいるので、助ける人達は擦りきれてしまう。

だから、私は他人を助けることを悪だとまでは言わないし、私自身何度も何度も助けられることでやっとこさ歩いてきているのでそもそも言えないが、助けてくれる人にも営みがあり、れっきとした人間であることを念頭に置いておきたいと思う。