会社の上司に「お前友達少ないんだな」とか「そんなんだから彼女もできないんだよ」とか言われるたびに馬鹿なのでバカなふりして「なんでそういうこと言うんですか～！」とかおどけて見せるけど、普通に削れるものが削れて行ってる気がしてならない。
夜喋る人もいないのでもちろん一人で過ごしているけど、そういう時間に今日言われて嫌だった言葉たちがまるで帰る場所がここみたいな顔をして、当たり前みたいに帰ってくるので、何度か追い返した。
結婚している人たちは強い、人格が終わってても人間性が腐ったどぶみたいな色をしていても、結婚していれば(罪を犯した場合やあまりにも非人道的な発言や言動をしなければ)その人の社会的地位は揺るがないので。禁止カードじゃないかと思う、俺のような薄給非モテオタクデブはただでさえ社会的な価値なんて殆ど無いようなものなのに、並ぶとゼロになる。切り捨てられる。圧倒的弱者、それが俺だ。好きな音楽聞きながら酒でも飲まなきゃやってられないのは正直本当。でも、前よりマシになったのも本当。禁煙がうまく行ってるのがその証拠。
このままさ、誰とも結婚しないでもっと年を食ってたらと思うと、怖くてしょうがないんだ。ただでさえこんなにむなしいのに、未来に希望もあんまり持てないのに、その未来がぽっかり口開けてニタニタ俺のこと見てやがるんだ。俺なんか何の才能もないからさ、才能があるやつ見ると羨ましくて羨ましくてしょうがなくなるんだ。こうやって腐ってんのが悪いのかもしんないけどさ、これから一年くらい毎日、毎日回復に手間取る程度のいじりを受けることが確定してるからさ、たまに直視しちゃったときくらいはこうやって腐ってやんないとさ、それは蔑ろにしてるのと同義だから、俺が大嫌いな俺の上司と俺が一緒になったらただでさえ柔らかい俺は死ぬんですよね。誰も俺のことなんか尊重してくんないのはこの20年生きてきてなんとなくわかったからさ、俺くらいは、できる範囲で俺とか、俺の大事な人たちを尊重してかないとさ、満足に死ねないっていうか、死に損ねるんじゃないかと思ってさ。
死に損ねて後遺症とか負って生きていくのが嫌なんだよな、そうやって生きている人たちを悪いかどうかっていう尺度で見たことはないから、いい悪いの問題じゃなくて、これ以上誰かに迷惑かけていくのが個人的に嫌だっていうか、俺が死ぬときになんもかんも、俺という個人の記憶記録すべての存在ごと消えたいと思っているし、それが今できるんだったらそうしたいけど、生きていた以上、どうやって死んでも誰かに迷惑がかかるから、死ねないでいるみたいなところあるよね。あるよね？2～3度目の積雪みたいな微妙な降り積もり方してる感情誰しも一つはお持ちでしょ？
俺にとって嫌悪に近い形をとって顕現している自己愛がそれにあたるんよね。希死念慮みたいなものなんだけどさ、これも立派な自己愛だと思うよ俺は。だってー、誰かからの愛がほしいってわめくだけの存在に愛が渡されるわけないじゃないですか。愛は返礼品なんですよ、愛を渡して愛が返ってくるとは限らないけど、あくまであれは誰かから返してもらってるだけでな。誰かに渡したやつを。渡した人から返ってくるとこもあれば、知らん奴からポイっと投げ渡される愛もあるわけで、愛を渡したのに、嫌悪や侮蔑で返ってくることもあるわけで。なにも返ってこないのが一番堪えるけどな。
ピアス開けるのも自殺すんのも同線上の話だと思うんだよな。過度に酒飲むのもふて寝するのもさ。痛みんで覚えていたいこととか証明したいことがあってピアス開けるんだろ。痛みによって生きているのが難しくなったから、最後の最後に自分殺すんだろう。死ぬほどの勇気はないからせめてちょっとでもダサい自分を忘れたくて、いやな物事を忘れたくて馬鹿みたいに酒飲むんだろう。ふて寝するんだろう。そんなの全部ぶん投げてさ、俺らに一回でも頭下げさせたやつ全員ぼこぼこにシバきに行こうぜ。まあ無理なのはわかってんだけどさ。出来たらもうやってんだよな。シバき回したい奴なんて正直いちいち覚えてねえよな、もしかしたら死んでるかもしんないしさ。そしたらラッキーだね。
